この記事の目次
バイクの洗車方法は、大きく「水あり洗車」と「水なし洗車」の2つに分けられます。どちらにもメリットとデメリットがあり、状況に応じて使い分けることで、無理なく愛車をきれいに保てます。
この記事では、洗車場で行う「水あり洗車」と、自宅でできる「水なし洗車」について、それぞれの基本のやり方と注意点をご紹介します。なんとなく洗車をしてきた方が、改めてやり方を確認するのにもお役立てください。
この記事の要点
- 泥汚れがひどいときや久しぶりの洗車は、洗車場での「水あり洗車」。防水対策と、洗車後の拭き上げ・乾燥によるサビ対策が欠かせません。
- ふだんのお手入れは、自宅でできる「水なし洗車」でこまめに。傷がつきやすい透明パーツから先に拭くのがポイントです。
- 洗車の後は、チェーンのメンテナンスもあわせて行いましょう。
水あり洗車と水なし洗車の違い
| 項目 | 水あり洗車 | 水なし洗車 |
|---|---|---|
| メリット | 泥汚れなど、ひどい汚れに強い | 場所を選ばず、手軽に短時間でできる。水を使わないためサビ対策が不要 |
| デメリット | 洗車する場所と水の準備が必要。サビ対策の手間がかかる | 手が届かない細かい部分は洗いきれない。泥だらけの状態で拭くと傷がつく |
| 向いている場面 | 泥だらけになったとき、潮風に長時間当たったとき、久しぶりの洗車 | ふだんのこまめなお手入れ、マンションなど水を使いにくい環境 |
バイクは車と違い、エンジンやサスペンションなどが外部に露出しています。すき間から入り込んだ水は拭いただけでは内部に残ることがあるため、水あり洗車では水気をしっかり拭き取り、乾燥させるサビ対策が大切です。
水あり洗車のやり方
洗車場を利用する
賃貸住宅やマンションなど、住まいの都合で自宅に洗車できる環境がない方には、セルフ洗車場の利用がおすすめです。セルフ洗車場には、コイン洗車場とバイクショップなどに併設された洗車場があります。
- コイン洗車場:洗車用品は基本的に自宅から持参する必要がありますが、多くのエリアにあるため自宅の近くで見つけやすく、手ごろに利用できるところが多いのが特徴です。
- バイクショップ併設の洗車場:洗車用品一式を貸し出しているお店も多く、手ぶらで立ち寄れる手軽さが特徴です。
水あり洗車の手順
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防水対策をする
一般的な車両では、キーシリンダー(鍵穴)、マフラーの排気口、ライトやメーターなどの電装部品の3か所に水が入りやすいため、しっかり防水対策をします。 -
水で軽い汚れを流す
いきなり洗剤をつけてスポンジやブラシで洗うのではなく、まずは軽く水を流して軽い汚れを落とします。 -
洗剤で洗い、水で洗い流す
「上から下へ」「前から後ろへ」の順に洗います。きれいにした箇所に汚れた水が流れると、洗った意味がなくなるためです。雨が降るのと同じ向きの水の流れであればバイクも対応できるので、水を流す方向を意識しましょう。洗車用の洗剤とスポンジでやさしく洗い、力の入れすぎや硬いブラシで傷をつけないよう注意します。洗剤が残らないよう、しっかり水で洗い流しましょう。 -
拭き上げて、ワックスまたはコーティングで仕上げる
サビを防ぐため、水気はしっかり拭き上げます。バイクには拭き取れない場所もあり、自然乾燥だけでは見えないところにサビが出ることがあります。洗車後に15分ほどでも水切り走行をすると、水気をしっかり乾かせます。仕上げにワックスかコーティング剤を薄く塗り伸ばすと、ツヤが出て防汚効果も期待できます。塗りムラがあると汚れて見えるので注意しましょう。
洗車頻度の目安
水あり洗車は、1.5〜2か月に1回ほどが目安です。オフロードなどを走って汚れた後は、この限りではありません。
用意する道具
バイク専用の洗車用品がいちばんですが、車用の洗車用品をお持ちであれば、それを使っても大丈夫です。
- バイクシャンプー(カーシャンプーでも代用できます)
- ホース・バケツ・洗車用スポンジ
- ワックスまたはコーティング剤
- 拭き上げ用クロス・ウエス
洗車に向いている天気と時間帯
水を使うので晴れの日に洗いたくなりますが、実はおすすめできません。洗車に向いているのは、曇りの日か、気温の低い朝・夕方です。気温が高いと水分がどんどん蒸発し、洗剤の洗い残しや水滴がそのままウォータースポットになってしまうためです。
高圧洗浄機は使い方に注意
高圧洗浄機でバイクを洗うと、塗装やシールがはがれたり、パーツが故障したりするリスクがあります。キーシリンダーやエアクリーナーに水が入ると、サビや故障、電気系のトラブルの原因にもなります。手軽に洗える反面、使う場合は十分に注意しましょう。
チェーンのメンテナンスも同時に
洗車をするとチェーンのオイルが落ちてしまうため、チェーンのメンテナンスは水あり洗車と同時に行うのがおすすめです。チェーンクリーナーとブラシでチェーンを磨き、汚れが落ちたらオイルをさします。オイルがタイヤにつかないよう、段ボールや新聞紙でガードしておきましょう。
水なし洗車のやり方
洗車といえばホースやバケツを使う水あり洗車を思い浮かべる方も多いと思いますが、バイクでは水なし洗車も広く行われています。その理由は、バイクのサビです。構造上水が入り込みやすい部分があり、水を使う場合はサビ対策が欠かせないため、手軽な水なし洗車を選ぶ方も多くいます。マンションなどの駐輪場でホースやバケツを使うのが難しい方にも、水なし洗車がおすすめです。
水なし洗車のポイントは、こまめに行うことです。汚れを放置して頑固になると、水洗いでないと落ちにくくなります。1回ごとは簡単でもよいので、汚れが気になったときにシートやスプレータイプのクリーナーで拭き取るようにしましょう。
水なし洗車の手順
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汚れがひどい部分を先に落とす
霧吹きで、汚れのひどい部分にだけシャンプーやクリーナーを吹きかけ、ウエスやタオルで拭き取ります。いきなり拭き取りシートを使ってバイクを傷つけるのを防げます。 -
クリーナーやシートで磨く
スプレータイプのクリーナーを吹きかけてウエスやマイクロファイバータオルで磨くか、拭き取りシートで磨いていきます。スクリーン、ウインカー、メーターパネルなど、傷がつきやすい透明なプラスチックパーツから磨くのが基本です。ほかのパーツを拭いた後のシートやウエスにはゴミがついていて、傷の原因になるためです。シートタイプは1台に2〜3枚が目安です。 -
ワックスまたはコーティングで仕上げる
汚れを落としたら、ワックスかコーティング剤を塗り込み、マイクロファイバークロスで拭き上げてツヤを出します。
洗車頻度の目安
水なし洗車は、最低でも月に1回行うのがおすすめです。
用意する道具
- 拭き取りシート・シャンプー
- 霧吹き
- マイクロファイバータオル・ウエス
- 水のいらないワックスまたはコーティング剤
洗車用品は、バイク用と書かれていなくてもカー用品で代用できるものが多いので、ご自宅にあるものを活用してください。水を使わずに汚れ落としとワックスがけができる水なし洗車&ワックス剤 FW1もご用意しています(マット塗装・ラッカー塗装・ラッピングフィルムには使用できません)。
まとめ
バイクの洗車には「水あり洗車」と「水なし洗車」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。汚れがひどいときは洗車場での水あり洗車、それ以外は自宅でこまめに水なし洗車、と使い分けることで、愛車をいつでもきれいな状態に保ちやすくなります。拭き取りシートを常備するなど、汚れが定着する前にお手入れする習慣をつけ、ピカピカの愛車でバイクライフを楽しんでください。


